投資信託利回りを見て商品を選ぼう

投資信託を販売している証券会社や銀行のホームページにアクセスすると、利回りをランキング化したデータが掲載されています。上から順に目を通していくと、年間利回りが20%を超えているものもあります。

リターンが20%ということは、1年前に100万円分、購入していたら、現在の価値は120万円になっているということです。

分配金が高かったのか、基準価額の値上がり幅が大きかったのか、どちらも素晴らしい運用成績であったのかは商品によって様々です。おそらく表示されているリターン率のみを見て、購入を決めてしまう人も多いのではないでしょうか。

利回りから投資信託を選ぶ時のポイント

購入できる投資信託の本数は100や200ではなく、1000を遥かに超えています。あまりにも数が多いため、金融機関が用意しているランキングデータはとても役に立ちます。

しかし手間はかかりますが、1度は自分で利回りを計算してみましょう。なぜなら利回りの計算方法が、正しく評価されていないこともあるからです。

原因を作っているのは分配金の仕組みです。A投資信託の基準価額が、4月1日時点で10,000円だったとします。もしも分配金が1年に1回、2,000円支払われる方式なら利回りはいくらになるでしょうか。

2,000÷10,000円から20%と計算した人は、本当の利回りを把握できていません。分配金には運用成果から支払われる普通分配、運用資産から支払われる特別分配の2種類があります。特別分配とは、運用成果が得られていない赤字の投資信託を意味しています。

よって年間利回りを計算する場合は、現在と1年前の基準価額の差と1年間の分配金合計額を足して、それを1年前の基準価額で割らなくてはいけません。計算方法が分かれば、正確な利回りから商品を選べます。

金融機関の窓口担当や営業マンの力を借りる

投資家は大事なお金を使い、銀行や証券会社から投資信託を買うのです。実質的な利回り計算が面倒臭いと思った時は、営業マンに尋ねてしまうと早いです。

きっと売れ筋の商品を勧誘されるでしょうが、表面的な利回りには騙されないということが分かれば、お客様に合った商品を勧めてくれるはずです。

販売手数料などを考慮すれば、ネットバンクや証券からの申し込みが1番安いです。問合せ先の金融機関がネット取引に対応しているなら、情報料と引き換えに口座を開設してあげても良いのではないでしょうか。

特に毎月分配型の投資信託は、無理やり分配金を出すために特別分配を使用していることが多いです。利回りをきちんと精査してから、投資信託を選びましょう。

投資信託の利回りの計算方法

投資信託の利回り5%の商品はいくら儲かる?投資信託を行う上で、利回り計算は大変重要です。10%の金利の商品を100万円分購入した場合の利回りはいくらになるでしょうか?

100万円の10%なので単純計算すると10万円ということになりますが、実際には購入時にも売却時にも販売手数料が差し引かれます。

例えば手数料が2%であれば2万円となり、最終的な利益は8万円となります。100万円で8万円設けられたので、利回りは8%ということになります。投資信託を利用する場合は、金利はもちろん重要ですが、手数料などを差し引いた利回りにも気を配ることが必要になります。

参考:投資信託の利回りの計算方法

他にも利回りから差し引かれる要素は?

利回りを計算する場合に加味しなければならない要素は他にもあります。税金として利益のうち2割を支払う義務がありますし、投資信託の報酬も定期的に差し引かれることになります。

つまり、商品として掲示されている金利だけを見ても、最終的に手元に入ってくる利益を計算しなければ、運用は難しいのです。

投資信託の利用者がいるのはなぜ?

投資信託は証券会社に、運用に失敗したとしても定期的な報酬を支払う必要がありますが、そんな不利な状況でも利用する方が多いのです。

利用している方には投資初心者から、副業に時間を取られたくないサラリーマン投資家などが含まれています。運用をプロに任せられるのが大きなポイントとなり、長期的に利用し続けることで確実に利益を上げていけますので、ぜひ利用を検討してみましょう。

投資信託の利回り平均てどのくらい?

投資信託の利回り平均について知っておきましょう。投資信託は、他のさまざまな投資方法に比べるとリスクは低めですが、その分リターンも少ないとされています。

しかし利回りの良いファンドの場合はその分リスクも大きく、安全なファンドに分散させて投資することで、おおむね5%前後の利回りが平均的な収入となってくるようです。それ以上を狙うことはもちろん可能ですが、かなり難しいものといえます。

銀行に預金しておくよりずっと良いの?

リスクがほとんどない銀行預金の場合は、その利回りは金利の低い現在では0.02%程度が通常となります。投資信託は5%と考えると、銀行預金の250倍もの配当を得られることになります。

安定したファンドを利用することができれば、確実に資産を増やして行けるポイントが大変重要です。

投資信託はなぜ預金より儲かる?

銀行に預金している場合は、元本保証がされていますので、預金額を割ってしまうことはありません。一方で投資信託は、運用に失敗してしまった場合のリスクをこちらが被ることで、高い平均利回りを実現できています。

預金の場合は、利率の少ない国債などの購入に割り当てられているため、元本保証されています。一方の投資信託の場合は、株式などのもっとリスクの高い物に投資されています。プロの投資家なので安心できる部分もありますが、失敗のリスクはあるのです。5%ということは、15年で資産が二倍に増えることになりますので、上手に活用していきたいですね。