証券会社株の株主優待

特定の企業の株を一定数、権利確定日に保有していた場合には、その企業より様々なプレゼントを進呈される制度があります。

これは株主優待といわれる制度で、証券会社で売られた証券が多いと企業価値が上げるためより多く購入してもらいたいという企業側の思惑もあるため、
この制度に力を注いでより魅力のあるラインアップにする企業も数多くあるのです。

株主優待の受け取りの流れ

大まかな流れとしてまず証券会社を通じて一定量を購入して月末に訪れることが多い権利確定日まで保有を続けることになります。
それから2,3ヶ月後に自宅にプレゼントが届くという流れになるので、一定期間保有するという点では額面が上がることもあれば下がることもあり、少なからぬリスクはあるといえます。

身近で役立つ株主優待

そして肝心の株主優待でどのような優待が受けられるかという点についてですが、基本的には保有している証券を発行する会社が製造したものや提供されているサービスに関連したものが多くなります。

種類としては、飲食料品・ファッション・日用品・家電・食事券・食事割引券・お買い物券・プリペイドカード・娯楽・芸術・スポーツ・交通・旅行・宿泊・その他・オリジナル限定品などをはじめ企業により実に様々な種類があります。

例えば飲食業界最大手の日本マクドナルドホールディングスであれば自社店舗で使える無料引換券がプレゼントされ、ハンバーガー・ポテト・ドリンクを無料で引き換えることができます。

また少し変わったところで芸能音楽プロダクションのエイベックス・グループ・ホールディングスでは、夏のライヴイベントa-nationのチケットを一般発売に先がけて購入することができたり、また株主総会では限定ライブが行われることもあります。

ただ株主優待を得るためにはそれぞれの会社で決められた最低投資金額分は証券を保有しておかなければなりませんので、証券会社で運用にまわせるだけの一定の資産を保有している方でなければ優待を得るのは難しいといえます。

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