4.投資信託のリスクって損失のことじゃないの?

一般的に「リスク」という言葉を聞くと、「危険」だとか「恐れ」だとかマイナスなイメージの意味として使う場合が多いですが投資の世界では少し意味が違います。
投資信託の中でつかう「リスク」とは、基準価格の値動きの振れ幅の大きさのことです。振れ幅が大きいと「リスクが大きい」、振れ幅が小さいと「リスクが小さい」といいます。

リスクが大きいということは損失が大きい可能性が高いとも言えるし、利益が大きい可能性が高いとも言えます。
逆にリスクが小さいということは損失が小さい可能性が高いとも言えるし、利益が小さい可能性が高いとも言えます。

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3.為替の変動は株価や景気に大影響

日本の工業製品や自動車などは質が良いと世界で評判なので世界中に輸入されています。
それらを作っているSONYやトヨタなどの大企業の株は毎日、数百億円単位で投資家に売買されているので日経平均やTOPIXなどの株価指数に大きな影響を及ぼしています。それらの輸入産業にとって為替の円安は味方で円高は敵なのです。

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2.株価による基準価格への影響は?

株価とは「SONYの株価」のようにひとつの会社の株価を指すこともあれば、SONYやトヨタなどその日の株式市場全体の平均の価格を示す株価指数のことを指すこともあります。株式を組み入れた投資信託の基準価格はこの株価に大きく左右されます。

代表的は日本の株価指数には「日経平均株価」や「TOPIX」があげられます。
日経平均株価は日本を代表する有名な大手企業225銘柄の平均株価で、株価が1万円を超える高株価の商品の値動きに影響されやすいです。
TOPIXのほうは東証1部の商品すべての平均株価で、株価×株数で計算した時価総額が大きい商品ほど値動きに影響されやすいです。

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1.金利の変動には物価が関係している

金利とは簡単にいうと国や会社がする借金の利率のことです。

国や大きな会社は信用力があるので「返済期限までに返済して利息を払う」と書かれた借金の証明書を発行することで銀行や投資家からお金を借りることが出来ます。
その時に発行した証明書のことを「債券」といいます。債券には金利〇%と書かれていて国や会社が借金を返す時に借りた金額に利率を加えた金額を銀行や投資家に支払います。

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基準価格を変動させるさまざまな要因

基準価格の価値を下げたり上げたりする要因として大きいものは「金利」と「為替」と「株価」の3つで、これらは毎日変わります。

金利は債券の価格と密接な関係にあり、金利が下がれば債券の価格が上がり、金利が上がれば債券の価格が下がります。

為替は金利や株価の変動、自然災害などの突発的な出来事など、さまざまな要素で上がったり下がったりします。

株価は「日経平均」や「TOPIX」といった現在の株の価値を表す指数があり、日本の景気を表す指標として使われています。景気が良いと株価は上がり、景気が悪いと株価は下がります。

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