イオンの現在の業績について知っておこう

イオンの株主優待を得るためには、株式を購入する必要が
あります。株主優待が欲しいからと株式を購入するのは良いのですが、イオンの業績によっては大きな損害を被ってしまうかもしれません。

 

株式とは元本保証がなされている訳ではなく、
あくまでも投資という形になる訳ですから、いくら株主優待が目当てであってもイオンの業績に注目しておくことは必要です。

業績のチェックをないがしろにしていて決して良いことはありませんので、
現在のものだけでも知っておきましょう。

 

現在は少し苦戦している?

現在、イオンの業績はと言うと、厳しいものだと言わざるを得ません。
売上そのものは上がっているのですが、営業利益に関しては大きくマイナスとなっており、
主力となっている総合スーパーの分野で赤字となっています。

 

2014年度に関しては消費税の増税などが大きな理由だと言えるかもしれませんが、
営業利益が下がったのは投資をする視線で見ると危ないものがあります。
もともと大きな企業だけに一朝一夕でどうにかなるといったことではありませんが、
今後の経営方針については注目しておく必要があるでしょう。

 

リストラが起こっている可能性

実際に今後の経営についてはスリム化を目指し区といったことが明言化されており、人員についても半減する予定となっています。また、中長期的な視野としては5つの業態に絞っていくそうですね。ファミリー向け、シニア向けといった顧客層に向けた店舗や商品の展開だけではなく、食ということにこだわった分野の強化が中心ですね。

 

特にこれまでとは違う食品分野への強化には力を入れていると言っても良いでしょう。
食品分野に関しては競争も激しいことがあり、地域密着化を目指した上でスーパーの
分野で注力していくようですね。

 

海外進出にも注目しましょう

また、イオンと代名詞とも言えたのが郊外型の大型ショッピングセンターです。この大型ショッピングセンターはイオンの中核的な経営方針であったと言っても良いのですが、建築コストが高騰していることもあり、当面は凍結するとの発表がありました。その分、デジタル分ややアジア市場への投資といった形で、予算を成長分野に配分することによって、長期的な利益を目指す形をとっています。

 

特に近年では低価格で利用できるスマートフォンの販売なども行っており、かなり好評となっているのは御存知の方も多いでしょう。かつてのライバル企業であったダイエーを完全子会社化するとの発表もあり、グループ全体を活性化させるような提案が多くなされているのも特徴の1つだと
言えます。

 

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